受験勉強をしないといけないのにモチベーションがでない……。そんな悩みは誰しも1度は抱えたことがあるかと思います。
長い長い受験生活、ずっとやる気を保ち続けるのは大変です。どうにかモチベーションを維持してつらい受験勉強に少しでも勢いをつけられないでしょうか。
そこで今回はモチベーションを上げる方法をいろいろ考えてみました。どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
モチベーション・やる気をあげる方法【1人編】
それでは、実際にモチベーションを上げる方法を考えてみましょう。まずは、一人で今すぐできるもので、具体的には以下の通りです。
・具体的な目標を決める
・低めの目標を立てて達成する
・study plusを使う
・勉強する場所を変える
・自分の志望校のパンフレットを見る
・合格体験記を読む
・大学生になった自分を想像する
・とりあえず5分だけ勉強する
・中途半端なところで休憩を挟む
・毎日の流れをルーティン化する
・寝る
私自身が受験期に実践していたものも含めて、大量に紹介します。自分にできそうなもの、ぴんときたものから試してみてください。
具体的な目標を決める
何も目標がないのに、ただただ勉強するだけでは当然モチベーションはあがりません。一度紙に書くなどして、自分はなぜ勉強するのかを考えてみましょう。
第一志望の大学に行きたいから。テストでいい成績を取りたいから、はたまた赤点を取りたくないから、なんてものもあるかもしれません。
自分がなぜ勉強するのか、そして、具体的な目標は何かを整理してみましょう。
この時点で立てる目標はなるべく近いものにしておくとイメージがしやすくなり、モチベーションのアップにもつながります。
ただ何となく勉強をしないといけない、という義務感で勉強するのと、目標があるから勉強したい、という気持ちは大きく違います。
自分の気持ちを整理するためにも一度直近の目標を書いてみましょう。私自身、定期試験の前や志望校が完全に定まって目標がはっきりしたときは勉強が捗りました。
ですが、試験が終わった直後や夏休みに入ってすぐなど、目標が見えにくいときはモチベーションが湧きにくかったのです。
低めの目標を立てて達成する
目標を立てることに関連して、まずは「いくらなんでもこれはできる」みたいな低い低い目標を決めて、それを達成しましょう。
例えば、1日5分は必ず机に向かって勉強する、英単語帳の半分だけを見る、でも大丈夫です。
そしてそれを続けていきましょう。低い目標であっても、達成できている自分に自信が持てるはずです。
そして、そのまま勉強時間が延びていくことも期待できます。低めの目標から習慣づけをすることで今まではできなかったようなことができるようになるのです。
study plusを使う
study plusは勉強時間の記録に特化したSNSアプリです。自分が勉強した時間を可視化でき、あとからどれくらい勉強したかを振り返ることもできます。
教材の情報を登録でき、自動でグラフが形成されるので、ゲーム感覚で結構楽しく勉強ができます。私自身、勉強に対するモチベーションが大きく上がったのはこのstudy plusを使い始めてからでした。
今まで何となくしかやっていなかった勉強が着実に積み重ねられていることがわかり、記録するのも、あとから振り返るのも楽しくでモチベーションアップにつながりました。
SNSなので、友だちやそれ以外の人とも気軽につながれます。他の人の勉強時間も分かるので、競い合うこともできるでしょう。
やる気が出ないときもとりあえずアプリを開いて友だちの勉強時間を見れば、「自分もやらなければ」と思うかもしれません。
【特集】Study plusを使って勉強しよう 上手に使って成績もやる気もアップ!?
勉強する場所を変える
思い切って場所を変えてみると、スイッチが切り替わったかのようにやる気がでることがあります。
学校、予備校、図書館、自宅。自宅の中でも勉強机、リビング、立って勉強などなど勉強場所はいくらでもあります。
モチベーションが湧かないときって、ボーッとしていることが多いかと思います。思い切って動いて別の場所で勉強を始めてみると、それがキッカケになってやる気が出ることがあるのです。
立って勉強するのは意外とおすすめ!? 詳しくはこちら
自分の志望校のパンフレットを見る
私は志望校が定まって、パンフレットを取り寄せて、それを読むようになってからやる気が俄然湧いてきた記憶があります。
志望校のパンフレットには大学生活の様子や合格した人の体験談、勉強法、華やかなキャンパスライフが書かれています。
具体的な自分の大学生活をイメージできると同時に、勉強法のヒントも得られるでしょう。志望校が定まっていない、という人も取り合えずどこかの大学のパンフレットを取り寄せてみるのがおすすめです。
高校生にとって大学生の生活はなかなかイメージで、事実想像以上に楽しいものなのです。つらい受験の先にはあこがれのキャンパスライフを期待できるキッカケを与えてくれるのではないでしょうか。
合格体験記を読む
パンフレットに関連して、志望校に合格した人の合格体験記を読むのもおすすめです。大学が発行する刊行物とは異なり、より自由に、リアルに大学生の様子が書かれているはずです。
また、合格体験記は善意で書いてくれている人が多いので、受験生に分かりやすく勉強法ややる気を与えてくれるはずです。
赤本やネット上の掲示板などで簡単に調べられるので、空き時間などを使って調べてみましょう。
こちらの記事では私の合格体験記を紹介しています。ぜひご覧ください!
大学生になった自分を想像する
私はお風呂に入っている時間によく自分が大学生になったときの姿を想像していました笑
志望校のパンフレットや合格体験記で得られた情報を元に、なるべくリアルな大学生活をイメージしてみましょう。
大学生になったら一人暮らしをして、サークルに入って、バイトもして、友だちと遊んで……。
いろいろ考えてみると、今の自分からは想像もつかないくらい楽しそうなイメージができるはずです。今勉強を頑張りさえすれば、その確立は上がるのです。
休憩ついでやモチベーションがないときには、一度大学生活をイメージしてみましょう。
大学のちょっと変わった授業の様子も紹介しています。イメージのためにもぜひ!
グランフロントでピザを食べながら映画を見る授業 【阪大おもしろ授業レポ #2】
とりあえず5分だけ勉強する
勉強に限りませんが、何事も最初の一歩が何よりも大切です。
あまりやる気はなかったけど始めてみたら意外と夢中になって続けてしまった、という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
今はやる気がないかもしれないけど、たぶん、5分後には夢中になっているのです。
だったら、モチベーションのない今は関係ない、と割り切ってとにかく5分だけ続けてみましょう。たぶんそれ以上に続けてしまいます。
1回机に向かってみて5分続かなかったらそのときは諦めましょう。でも、それくらい最初の一歩を踏み出すことは大切なのです。
中途半端なところで休憩を挟む
勉強が続いていても、ちょっと休憩、と思って休憩をとるとそのとたんにやる気が出なくなる、という経験をした方も多いかと思います。
ではそれを逆手にとって、「ちょうどやる気が出てきて、あと少しやってきりのいいところで休憩!」の少し手前で休憩を挟んでみましょう。
すると、体は休めるのですが、たぶん頭の中では「続きを早く終わらせたい」とウズウズしているのではないでしょうか。
これを繰り返すことでモチベーションの高い状態を保ち続けて勉強を続けることができます。
波に乗ってきたところで止めるのってなかなか気持ち悪いかもしれませんが、結果的にはその方が続きます。ぜひ一度試してみてください。
1日10時間勉強できるとベスト! 次の記事で紹介するコツも意識してみよう!
【勉強を続ける方法】1日10時間|集中力をずっと継続させるには?
毎日の流れをルーティン化する
モチベーションを上げる、維持する上で最強なのが毎日の流れをルーティン化してしまうことです。
ルーティン化、つまり自分の行動を型にはめて繰り返すことができると、人はだんだんそれに心地よさを覚えてきます。
高校に入学したばかりのときはストレスが大きいのに、しばらくすると楽しくなってくるのと同じです。
今まで紹介してきたモチベーションアップを駆使して、なるべくそれを毎日繰り返せるように続けましょう。そのうち、それをしないと気持ち悪いほどになってきます。
こうなってしまえば、もうこちらのもの。やる気やモチベーションとは関係なく自然と続けられるようになります。
寝る
もう、これだけやってだめならそのときです。寝ましょう。遊ぶのではありません、寝るのです。
遊びと違って寝るのは生理現象なので、勉強をしないで遊ぶよりは罪悪感は少ないかと思います。
案外いつもより早く寝たら次の日はやる気が回復していることがあります。ダメだったらとにかく寝ましょう。もうそのときはそのときです。
やる気のないときはただ寝るだけでもいいのですが、どうせ寝るなら受験期の睡眠 受験期だからこそ気をつけてほしい、工夫してほしい睡眠の話で紹介していることも取り入れてみましょう!
モチベーション・やる気をあげる方法【みんなで協力編】
モチベーションを上げる上で、より強力なのが誰かと一緒に協力するもの。そんな誰かと協力してやる気をアップさせる方法、具体的には以下の通りです。
・人に目標を宣言する
・監視してもらう
・一緒に勉強を頑張れる仲間を探す
・みんなでテストの順位を競い合う
一人では大変な受験勉強も友だちと励まし合いながら乗り越えていきましょう。
人に目標を宣言する
誰かに目標を宣言してしまうのは、勉強に限らず自分のやる気を引き出すのに有効です。
効果は主に2つ。宣言することで、その姿をイメージしやすくなることと宣言してしまったために逃げられなくなることです。
なかなか自分の心で思っているだけでは勉強を続けるイメージも湧きにくく、行動にも移しにくいでしょう。
しかし、思い切って宣言することで、脳に今からすることをイメージさせるのです。また、誰かに宣言してしまうことで、「やれなかったら悔しい、恥ずかしい」と思えて逃げられなくなります。
こちらはややネガティブですが、非常に効果的です。ぜひ試してみてください。
監視してもらう
家で勉強するなら親に監視してもらう。友だちと勉強するなら、お互いにサボらないように監視し合う。
今だったらZoomやLINE通話をつないだままオンラインで監視し合うこともできますよね。
人の目、特に自分を監視している人の目があるだけで勉強に対するモチベーション、というかサボりにくさは格段に上がります。
どうしてもやる気が出ないとき、サボってしまうときは誰かにお願いして見張ってもらいましょう。
一緒に勉強を頑張れる仲間を探す
一緒に勉強を頑張れる仲間って本当に理想です。
よく受験は個人戦ではなく団体戦、といわれますが、それくらい一緒に勉強を頑張れる仲間がいることはモチベーションにプラスになるのです。
以前、【感動実話】Studyplusを部活のみんなで使ったら全員の成績が上がった話でも紹介したサクセスストーリーはまさしくみんなで一緒に励まし合えたからなしえた技です。
今の身の回りに頑張れる人がいないのであれば、study plusで探してみる、自分の成績の近い人と競い合ってみる、思い切って塾に行ってみるのもよいかもしれません。
環境が変われば人は変わります。ぜひ、一緒に同じ目標に向かって頑張れる人を見つけてください。
みんなでテストの順位を競い合う
関連して、みんなでテストの順位を競い合うのも有効です。高校時代、私は部活のみんなで「自分の最高順位を取ろう」と目標を決めて勉強しました。
個人目標をみんなで決めるのもよいですし、自分と近い順位の人と競い合うのもよいでしょう。身近に競い合える人ができると、自然と努力でき、モチベーションアップにもつながります。
モチベーション・やる気を上げるキッカケをつくる
たぶんモチベーションが上がるキッカケはどれも些細なものです。何となくの行動がやる気につながることもあります。
だからこそ、この記事の中でピンときたものは試してほしいです。