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【引用の方法】レポートや論文の直接引用・間接引用の仕方を解説

レポートを書くときに必要になることがあるのが文献の引用です。

文献はレポートの主張の根拠になるため、それがオリジナルの調査でない場合は出典とともに適切な形で引用をしなければなりません。

以前、参考文献の書き方は大丈夫? URLだけはNG? レポートを書く大学生は要チェック!では参考文献の書き方にフォーカスして解説しました。それに関連して今回は引用を中心に紹介します。

場合によっては引用のときに【脚注・注釈の書き方】Wordを使ったレポートや論文の参考文献の付け方も分かりやすく解説で紹介したように脚注を使うこともあります。いくつか場合分けをしながら紹介するので、レポートの形式にあったものを使ってください。

ユズ
卒論とかでは引用を大量に含んだものになります! 確実に覚えよう!

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引用とは

そもそも引用とは、次のようにされています。

自己のオリジナル作品のなかで他人の著作を副次的に紹介する行為、先人の芸術作品やその要素を副次的に自己の作品に取り入れること。

出典:Wikipediaより

広い意味ではこのようになりますが、レポートの場合は意味合いが少し異なります。レポートにおいては、自分のオリジナルの考えや実験、データ以外は基本的にすべて引用にあたります。

また、自分の考えに正当性や客観性を持たせるためにも引用は必須になります。何となく「文章をそのまま使うこと」というイメージを持っているかもしれませんが、それだけではありません。

引用にも大きく分けて2つの種類、直接引用と間接引用があります。

ナギ
他人の意見を取り込むときは基本すべて引用になるよ!

直接引用

他者の文章をそのまま、一字一句変えずに引用すること

間接引用

文章そのままではなく、内容を要約して引用すること

直接引用の方法

それでは、ここからは具体的に引用の仕方を紹介します。まずは直接引用の方法を紹介します。

そのなかでも表記方法や条件によって分岐があるので、使い分けてください。

ユズ
ここでは
・短い文章
・長い文章
・脚注
・中略の4つに分けて解説します!

短い文章の直接引用

直接引用で必要な情報は以下の通りです。

・「引用部分」
・著者名(姓のみ)
・出版年
・ページ

これらの要素を使って次の2通りの方法で表記します。

「○○である。」(著者, 出版年, ページ)としている。

著者(出版年)は「○○である。」(ページ)としている。

やや分かりにくいので、適当な単語を入れて具体的に表記します。

「今日は地球温暖化の影響を受けて、ますます生態系が変化している。」(山田, 2020, 50頁)としている。

山田(2020)は「今日は地球温暖化の影響を受けて、ますます生態系が変化している。」(50頁)としている。

ユズ
これが直接引用の基本になります。

長い文章の直接引用

2行程度で引用部分が収まる場合はこの表記で問題ありませんが、長い場合は字下げをします。

Tabキーやワードのルーラー機能を使って、地の文から字下げをして引用します。

その場合は「カギ括弧」は不要で、引用部分の最後に先ほどと同様に著者の姓と出版年、ページを記入します。

(中略)を使った引用

引用部が長い場合で、間の文章が必要ない場合は(中略)を使用します。

「地球温暖化は二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの影響によって引き起こされ(中略)その結果、かつてないほどに地球の温暖化が進んでおり、様々な異変が起こっている。」(山田, 2020, 50頁)

不自然にならないように文章を切り抜いて引用をしましょう。(中略)のように普通の(カッコ)を使う場合もあれば、[中略]のように[大括弧]を使う場合もあります。

脚注を使った直接引用

学問分野によっては脚注を使って引用をすることがあります。基本的には今まで紹介してきたものに脚注を追加して出典を明記する、というスタイルで問題ありません。

文中に「かぎかっこ」を使って引用し、そのあとに脚注番号を振って出典を示せば問題ありません。

脚注の書き方は【脚注・注釈の書き方】Wordを使ったレポートや論文の参考文献の付け方も分かりやすく解説で詳しく解説してるので、合わせてご覧ください。

人気記事! ポケモンの映画を見て書いた大学のレポートで超基本をマスターしよう!

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間接引用の方法

ナギ
論文とかでよく見る引用はこっちかな?

ここからは間接引用の方法を紹介します。すべてを引用すると文章が不自然になる場合や自分で引用部を要約するときにはこの方法を使いましょう。

間接引用に必要な情報は以下の通りです。

・間接引用をする文章
・著者名(姓のみ)
・出版年

間接引用の場合は「カギ括弧」とページは必要ありません。具体的に表記すると次のようになります。

山田(2020)によれば、地球温暖化の要点は二酸化炭素の上昇であるとしている。

地球温暖化の要点は二酸化炭素の上昇である(山田, 2020)という考えをもとに考察する。

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引用した文献は参考文献として最後にまとめる

引用で利用した文献はすべてレポートの参考文献です。文中で引用したときにも出典を表記しましたが、レポートの最後にも参考文献リストとしてまとめます。

引用文献として別途分けてまとめても問題ありません。時間のかかる参考文献ですが、【参考文献を早く書く方法】 大学のレポートをコピペを駆使して効率良く書こうでは参考文献を早く書く方法を紹介しているので、合わせてご覧ください。

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引用の引用・孫引きは避ける

論文で引用されている文章を自分のレポートの中でも引用すること、引用の引用のことを孫引きといいます。

孫引きは基本的には避けた方が良いとされ、その論文の出典をもとに、原典までさかのぼって引用するのが好ましいです。

しかし、原典が古く手に入らない場合やまったく分からない言語で書かれている場合は仕方がないので、孫引きという形で引用します。そうでない場合はできる限り原典までさかのぼるようにしましょう。

引用を正しくしよう

レポートや論文の説得力を上げるためにも、文献の引用は必須です。

正しく引用しない場合は減点、最悪の場合は剽窃として扱われてしまうことがあります。引用を正しく行って、レベルの高いレポートに仕上げましょう。

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