科目ごとに決まった勉強法があるかと思います。
その中には、繰り返し勉強することに効果がある科目と新しい問題を解き続けた方が良い科目があります。
今まで 音読の効果はスゴイ! 英語や国語の力がみるみる付く音読学習 知った人は得するってホント!? などで紹介したように、繰り返し学習は効果的、ということを様々な記事で紹介してきましたが、必ずしもそうではないものもあるのです。
今回は繰り返し科目と新しい問題科目について考えてみましょう。
繰り返し科目と新しい問題科目
繰り返し科目とは文字通り同じ問題や学習を繰り返すことによって力がつく科目です。
これに当てはまるのは
現代文、古典、英語、英語(リスニング)、数学、理科 です。
これらの科目は新しい科目をどんどん解くよりも、一つの問題を繰り返し学習した方が良い、とされています。
反対に新しい問題科目とはできるだけ新しい問題を解いていくことで力がついていく科目です。
これに当てはまるのは
日本史、世界史、英語(リスニング)です。
リスニングは重複していますね。
それぞれの科目の特性を生かすことによって、効率よく成績を上げることができます。
繰り返し学習が大切な科目と理由
先ほどあげた、現代文、古典、英語、英語(リスニング)、数学、理科は問題にパターンが存在していることが多く、複雑に思えるものでも、知っている問題の組み合わせで解答できるものが多いです。
数学や理科は入試では複合問題を多く作ろうとする傾向があります。
複合といっても、ある場面で必要な思考、手段を試されているに過ぎません。
どの場面でその手段を使うのか、それを養うためには同じ問題を解いて、パターンを定着させる必要があります。
これらの理系科目は1つの問題につき3回は解いて、パターンをたたきこみましょう。
また、国語、英語、リスニングは文章を繰り返し読む、ということが実力のアップに大きくつながります。
読解力をつけるには同じ文章を繰り返し読んで、その「読み方」を学習していくしかありません。
同じ文章を読んで身につけた読解法だけが初見の文章で通用します。
文系科目の文章は最低でも10回、可能なら15回は読みましょう。それだけ繰り返して初めて実力がつきます。
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新しい問題を解くことが大切な科目と理由
新しい問題を多く解いていくことが大切な科目は日本史、世界史、英語(リスニング)です。
これらの問題は入試で「似た問題」が出る可能性が低いからです。
また、融合問題、となることもあまり多くありません。
日本史や世界史のような歴史科目は同じ語句を問うものでも、様々な方法でアプローチができてしまいます。
入試でどの聞かれ方をされるかが分からないために、様々な問題形式に慣れておく必要があるのです。
また論述が問われることもある歴史科目ですが、論述でも多くの問題をこなす必要があります。
論述の場合、同じ問題が出題されることはほぼありません。
また、問題によって聞かれ方、解答内容が大きく異なることもざらにあります。
そのため少しでも多くの問題を解いて、広い範囲から問題が要求していることにアプローチをする必要があります。
新しい問題をひたすら解く、と説明しましたが、闇雲に解けばいいわけではありません。
その問題をきちんとマスターするまでは繰り返し、マスターしたら速やかに次の問題に移りましょう。
リスニング
繰り返し科目と新しい問題科目の両方に入っているのがリスニングです。
リスニングの試験には、慣れが必要で、かつ知っている問題が出る可能性が低い、という特徴があります。
また、リスニングはほかの科目に比べて、実力がつく非常に長い時間がかかります。
そのため、同じ問題を繰り返し音読、シャドウイングを行い、さらに新しい問題に多く触れる必要があります。
これらのプロセスを繰り返すことによってやっとリスニングのレベルを引き上げることができます。
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科目の特徴を理解すること
ひとえに勉強と言っても科目ごとに様々な特徴があります。
その特徴を押さえて勉強に取り組めないと、成績が伸びなかったり、勉強をしているのに成績が伸びない、といったことにつながります。
繰り返し学習を要求する科目は非常に多いです。
同じ事を繰り返しているので一見勉強が止まっているように思われがちですが、諦めずに続けなければなりません。
友達がやっている難しい問題集に手を出す必要は無いのです。
必ず伸びる、と信じて勉強を続けましょう。
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