私が阪大を受験したときに実際に使用した参考書を紹介します。
私が受験したのは、国語、数学、英語でした。
私が文系だったので今回紹介する参考書も文系のものになってしまうのですが、英語など、一部理系の方にも役立てていただけるものがあるかともいますので、どうぞご覧ください。
外国語学部だったので、一時期は数学ではなく、世界史を本格的に勉強したこともあったので、世界史の教材も紹介しています。
ぜひ一度手に取って、対策を立ててみてください。
大阪大学文系対策で必須の参考書
1.過去問
まずは何といっても過去問です。
本格的に使うのは入試が近くなってからですが、受験の1年前から半年前あたりを目安に1度問題を解いて、自分との実力の差を見ることが大事です。
過去問には赤本と青本の2冊があります。
外語語学部の問題であるリスニングのCDがついているのは赤本のみなので、外国語学部の受験を考えている方、には赤本をお勧めします。
しかし、一般的には青本のほうが解説が丁寧で分かりやすいです。
外国語学部以外を受験する方、リスニングを試験で使わない方には青本のほうがおすすめです。
ここでも外国語学部の方へのお話になってしまいますが、外国語学部を受験する方への年間勉強法を考えてみました。こちらも合わせてご覧ください!
大阪大学対策:英語の参考書のおすすめ
英語力は勉強すればするほど伸びるとされています。
しかし、言い換えれば、それほど多くの時間をかけて勉強をしていく必要があります。
早め早めのうちに勉強を始めましょう。
私は外国語学部を受験したので英語の勉強は特に重点的に行いました。
一押しの参考書をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 世界一わかりやすい阪大の英語
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阪大の英語を極めるなら必ず持っておきたい一冊です。
特徴はタイトルにもあるようにとにかくわかりやすいことです。
実際に阪大で出題された問題や類似問題を会話調の文章でとても分かりやすく解説してあります。
読解、英作文ではいわゆる定型とされる攻略法が示されているので、大いに役に立ちます。
入試本番も直前までこの本を読んで勉強していた人も多くいました。
独学でもしっかり学べる、合格には必須の参考書です。
そんな一押しの参考書はこちらのページで使い方を徹底解説しています。ぜひご覧ください。
3.DUO3.0
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非常に有名な単語帳ですね。この単語帳は例文の中にたくさんの単語を詰め込み、飽きない面白い英文でしっかりと記憶に残してくれます。
DUO3.0はよく「受験用ではなくビジネス英語用」なんて言われることもありますが、そうは感じませんでした。
十分阪大英語のレベルをカバーしている単語帳だと思います。
別売りのCDも活用して記憶力定着を促進しましょう。
単語を無限に覚えられる驚異の勉強法とは? 今すぐできる暗記法はこちら!
【効果絶大】短時間で大量の単語を暗記できる「上に戻る暗記法」 万能単語帳の作り方も紹介!
4.速読英単語 必修編
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単語帳は一冊がある程度に詰まってきたら二冊目の単語帳を使うことをお勧めします。
別の単語帳で出てきた同じ単語に触れることで、あいまいだった単語の定着を上げる効果があります。
実際に私はこの速読単語帳を高校3年の秋ごろまで使い込み、その後DUO3.0に切り替えました。
長文が苦手、という人の対策にもなるので、初めての単語帳はこちらを使用することをお勧めします。
外国語学部を受ける方は英語の勉強が必須です。外国語学部向けおすすめの単語帳を選びました。詳しくはこちら。
5.大学入試全レベル問題集英語長文⑥
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ややマイナーな本ですが、独学をするのにはお勧めです。
英語の長文問題のなかでも、
・難易度が高めで、
・そのうえ誰の助けを借りなくても解答を見ながら自力で勉強ができ、
・阪大英語の試験形式にあった記述式の問題で、
・長文の音声CDが入っている
という非常に優秀なスペックをもった問題集です。
学校や塾の教材では足りない、という方や、長期休暇に使用するのにおすすめです。
この教材を知らない、という方も多いのではないでしょうか。ほかにもマイナーだけど使いやすい教材があります。詳しくはこちら。
6.英語長文問題精講
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不朽の名作とも称される1冊です。難易度はやや高めで、設問は現在ではほとんど見られない形式のものが多いです。
しかし、収録されている英文の質は非常に高いです。何度も繰り返し読めばかなりの英語力が身につきます。
また、長文の語数が少なめで、ポケットサイズなので、通学中など隙間時間に活用しやすいというメリットがあります。
そんな英語長文問題精講の使い方はこちらの記事をチェック!
7.聴覚刺激で英語が耳に飛び込んでくる!ついに英語が聞き取れる!
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阪大外語を受験する方におすすめのリスニングの教材です。
この本は受験用の本ではありません。また、書店でもあまりお目にかかることがないと思います。
しかし、この本には英語が聞き取れるようになるまでのメカニズムが明確に示されており、リスニング学習の効果を限界まで高める倍速、3倍速、4倍速のCDがついています。
英文のスクリプトは漫画形式で書かれているため非常に学習しやすいです。
リスニングには伸びるまでのプロセスが存在します。まずは正しい勉強を理解することから! 詳しくはこちら。
英語のリスニングが飛躍的にできるようになるまでのプロセスを考えてみた
大阪大学対策:数学の参考書のおすすめ
私が受験した外語語学部の二次試験では数学か世界史のどちらかを選択することになります。
私は数学を選択しました。
阪大の数学は旧帝大の問題にしては比較的取りやすいです。
基本的な問題から力をつけていけば取れる問題なので、ここでは王道とされる教材を紹介します。
ここでは参考書を紹介しますが、具体的な阪大の文系数学対策はこちらをご覧ください。
8.チャート式Ⅰ+A Ⅱ+B
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数学の参考書といえばチャート式ですよね。
この本を完璧にやりとげれば阪大の文系数学に怖いものはなくなります。
いきなりチャート式で学習するとやや不便に感じると思うので、使っている数学の教科書の内容の延長線上として取り込みましょう。
受験期、私は自由帳を使って数学の勉強をしていました。意外と効果的な自由帳の勉強法はこちら。
9.文系数学 入試の核心
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解答が非常にわかりやすい参考書です。
チャート式よりもやや難易度は落ちます。
チャート式が参考書、こちらが力試し用の問題集と考えて下さい。
長期休暇などに独学するのにはぴったりの量、レベル、そしてわかりやすい解答がついています。
数学はとにかく繰り返し勉強することで力が付きます。
繰り返し勉強するのかか新しい問題を解くのか、どちらが効果的かご存じでしょうか。
詳しくはこちら
大阪大学対策:世界史の参考書のおすすめ
選択科目の世界史です。
私は実際には数学で受験しましたが、秋ごろまでは世界史での受験も顧慮して、論述対策を行っていました。
その時に使っていた教材を紹介します。
世界史を受験する方は必見! 選択科目の数学と世界史ってどっちがいいの?
詳しくはこちら。
数学? それとも世界史? 点数調整は? 阪大外国語学部の2次試験!メリットやデメリットも徹底解説!
10.書き込み教科書 詳説世界史
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世界史の授業で山川の教科書を使っている方は多いのではないでしょうか。
この書き込み教科書は教科書内の重要な言葉がすべて穴抜きになっています。
授業の復習用として並行して使うことで、語句の定着もアップします。
教科書にアンダーラインをひいていませんか? 実はそれ逆効果化かも……
11.世界史用語集
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いわゆる世界史の辞書ですね。
世界史の論述では語句のだけでなく、その本質を理解することが求められます。
そのため、教科書とは別の視点で語句を理解できる用語集の活用は必須といえます。
論述の勉強をしながら、適宜用語集を参照して細かい情報を覚えていきましょう。
論述の問題では一つの事柄を多面的に考えられるかが問われるので、用語集をフル活用して、引き出しを多く作っておくとスムーズに解答ができます。
その勉強法では絶対に伸びない! あなたも無意識にやっているかも! 詳しくはこちら!
12.山川一問一答世界史
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山川出版の教科書の内容にそった一問一答の問題集です。
阪大の世界史は論述中心、とはいっても、やはり正確な語句の定着は不可欠です。
持ち運びやすいコンパクトなサイズで、赤シートがついているので、テスト前の確認にはぴったりです。
私は電車の中などを使って勉強していましたね~
問題が山川出版の教科書や用語集に対応しているので、セットで勉強すると定着がより深まるかと思います。
繰り返し勉強して語句を定着させましょう。
論述が課される世界史はとにかくスケジュール管理が大切です。
オススメのスケジュール方法を取り入れてみませんか? 詳しくはこちら
【今すぐ実践】能率を上げモチベーションをどんどん引き出すスケジュールの立て方を紹介
13.みるみる論述力がつく世界史
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世界史の論述を勉強する方に一番おすすめしたい教材がこちらです。
対策が難しい世界史の論述の学習が独学で可能です。
その理由は、丁寧な解答作成プロセス、山川出版の教科書との連動した解説、重要なポイントがわかる模範解答と、文句なしの構成にあります。
問題量はやや少なめですが、長期休暇などを使ってやり切るには十分な量です。
添削指導が必須の世界史学習において、独学可能な唯一の参考書であるといっても過言ではありません。
参考書って後ろから勉強すると効果的!? 世界史におすすめな後ろから勉強法!
独学のススメ! 予備校に行かなくてもここまでできる! 人生で一度も予備校に行ったことがない筆者のおすすめ勉強法を紹介!
14.詳説 世界史論述問題集
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山川出版社の世界史の論述問題集です。現在は中古でしか入手できないと思われます。
この問題集の特徴は問題量がとにかく多いこと。先ほど紹介した「みるみる論述」の後に取り組むのがおすすめです。
解説はやや少なめのため、独学には向きませんがとにかく問題量をこなしたい、力試しをしたい、という方にはおすすめです。
単文の論述から長文まで幅広く扱っているので、コレ一冊で穴のない世界史が完成するでしょう。
添削をしてくれる先生を確保できたら活用しましょう。
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15.市民のための世界史
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この教材は私は使っていませんでした。しかし、世界史で受験した知り合いが役に立ったと話していました。
大阪大学出版、ということもあり、ここから問題が作成される、といううわさもあるんだとか。
通常の参考書とは異なり、歴史の横のつながりを意識して書かれています。
阪大の世界史論述では複数の地域にわたる論述が出題されることもよくあるので、読んで損はない一冊です。
阪大に入学してから世界史の授業をとると、この教材を教科書に指定してくる授業も多いので、入学してからも世界史を学習したい、という方はぜひ買っておきましょう。
世界史の参考書はいかがだったでしょうか。詳しい阪大世界史の勉強法はこちらをご覧ください。
大阪大学対策:国語の参考書のおすすめ
阪大の国語の問題は現代文と古文からの出題です。
分量のわりに時間が少なく、レベルも高いです。
しかし、きちんと対策をすれば得点できます。
大問は全部で3問ありますが、通例どれか一つは解きやすく作ってあるので、どの分野もまんべんなく対策しましょう。
阪大の国語の勉強法はこちらで紹介しています。ぜひご覧ください。
16.古文上達
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Z会出版の古文の問題集です。わかりやすい解説に加え、重要な単語や分法が見やすくまとまっています。
また、問題の出典も大学で出題されたことのある、いわゆる頻出問題を多く扱っています。
平安時代の難解な文章から近代の文章まで幅広く網羅しているので、あらゆる入試に対応できる力がつきます。
レベルもちょうどよく、独学するにはぴったりの問題集です。
古文単語って覚えにくいですよね。でもある工夫をするだけで一気に覚えやすくなります。詳しくはこちら。
17.漢文ヤマのヤマ
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文学部以外の入試は漢文の出題は共通テストのみです。
共通テストの漢文の問題は国語の中で最も取りやすいとされています。
漢文に関しては正直この一冊をやりこめば怖いものはありません。
語句、句法、問題がわかりやすくまとまっています。独学で勉強を始めても共通テストで求められる知識はすべて網羅しています。
語句や句法だけでなくわかりやすい例文や練習問題も豊富にそろっているので他の参考書を使わなくてもコレ一冊で完結できる万能参考書です。
外国語学部を受験する方に読んでほしい共通テスト向け記事はこちら
18.現代文の勉強法をはじめからていねいに
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この教材は問題集ではありません。
しかし、現代文が苦手、という方のヒントになる内容です。
私は現代文の対策はこの本を読んで方針を理解し、あとは赤本の問題を繰り返し説き、音読しました。
私はとにかく現代文が苦手で共通テストでも150点を超えたことがありませんでした。
しかし、論述の問題に関してはこの本からある種のヒントを得られました。
どのように問題文と向き合うかが分かるので現代文に対する考え方ががらっと変わる一冊だと思います。
あと、勉強の事を扱っている本なのでやる気がでますよね笑
現代文はとにかく文章を音読するところから勉強が始まります。
成績が飛躍的に上がる音読学習の秘密はこちら
音読の効果はスゴイ! 英語や国語の力がみるみる付く! 阪大生おすすめの勉強法!
19.銀の漢字
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阪大の国語には毎年必ず漢字の問題が出題されます。
得点が難しい国語の貴重な得点源になるので、必ず対策をしましょう。
この銀の漢字をやりこんでおけば、まずはずれはありません。
漢字だけでなく、その意味、例文がまとまっているので、語彙力の強化にもつながります。
漢字が苦手だった私は毎日10分ずつ漢字の学習をしていました。
私は現代文が苦手だったことに加え、漢字も苦手だったのですが、この本や共通テストの過去問に出ている漢字を繰り返し勉強し、なんとか本番は漢字はすべて正解することができました。
漢字の勉強は本当に本当に大切です。その理由と詳しい勉強法はこちらをご覧ください。
大阪大学対策:総まとめの参考書
入試直前、共通テストが終わったあたりから本格的に解き始めてほしい問題です。
赤本などで過去問を解くことが最優先ですが、さらに演習を積みたい、という方におすすめです。
20.実践模試演習
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駿台予備校が開催している阪大実戦模試の過去問です。
解答は非常にわかりやすく、採点基準なども示されているので、力試しにぴったりです。
過去問をやり切った、と言いう方はこちらの問題集に取り組みましょう。
受験生の冬休み! どうやって勉強したらいいの? 詳しくはこちら
勉強時間はぜひ Study Plus で管理しましょう。詳しくはこちら
大阪大学対策には参考書をしぼって勉強する
以上が私が阪大外語を受験するときに実際に使った参考書です。
参考書は一冊を何度も繰り返し説くことに意味があります。
冊数だけ重ねて「やったつもり」になっていては意味がありません。
自分にあった参考書を選んで、納得のいくまで繰り返し説きましょう。