大阪大学外国語学部在学中のライター、kirieと申します。
今まで多くの大阪大学外国語学部の対策を紹介してきましたが、今回は私の合格体験記を書いていきたいと思います。
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基礎情報(言える範囲です……)
大阪大学外国語学部 現役合格
専攻語:ヨーロッパ系の言語(もう少し秘密にしておきたい……)
選択受験科目:数学
得意科目:数学、センター理科、世界史
苦手科目:国語、センター国語
基本的なことはこれくらいにして、詳しいことを書いていきますよ~
普段はちょっと「変わった勉強法」何かを紹介しています! ぜひご覧ください!
大阪大学外国語学部の志望動機
留学にどこか行ってみたかったので外国語学部を志望しました。
大学生なら、どこへでも留学に行けるのではないか、と思われるかもしれませんが自由度が増す大学生、ある程度自分を追い込む環境でないと言語習得を本気でできないのではないかと思いました。
また、これからの時代英語は当たり前として、そのほかの言語も話せることが求められます。
そのために大学4年間を言語習得に投資するのは良い選択なのではないかと思いました。
所属を変えるススメ 大学生の特権を生かした、人とは違う充実した生活の送り方 でも紹介していますが、大学時代は本当にいろいろなことに挑戦できます。
もう一つの大きな志望動機として、コツコツと勉強することが好きだったことがありました。
英語の勉強が好きだったのもコツコツと単語を覚えていくことが好きだったからです。【効果絶大】短時間で大量の単語を暗記できる「上に戻る暗記法」 万能単語帳の作り方も紹介!でも紹介しているように、単語を覚えるのはとても好きで楽しかったです。
大学に行っても自分の好きなことを勉強したいと思いました。
その上で外国語を大学で専攻することは自分に合っていたのではないかと思いました。
大阪大学外国語学部の生活について
授業やキャンパスについて
1回生でメインで通うことになる豊中キャンパスはとても活気があり、楽器の音や歌声もよく聞こえてきます。
皆さんが「大学」と聞いて思い浮かべる典型的なものだと思います。
外国語学部の学生は週5コマの専攻語の授業に加え、英語の授業、その他一般教養の授業を受けます。
平均して週13~16コマくらいになるかと思います。
文系の学部の中では大変な方かもしれませんが、理系に比べれば時間的な余裕は多く、サークルやアルバイトに割く時間は多くあります。
外国語学部は2回生からは箕面キャンパスに移ります。箕面での生活について詳しくはこちら
阪大の名物とも言える「再履バス」とはいったい? 詳しくはこちら
生活について
私は関西出身ではないので、下宿しました。
豊中キャンパス周辺で徒歩15分ほどでとても便利です。
高校生の時とは大きく生活が変わり、自由な時間も増えます。
でもその分自分でやることが多くなるので、掃除洗濯など家事もこなしながら授業も受けて、としていると意外と時間がありません。
まあ、その分充実していることの裏返しなのですが、、、
今はサークルは入っていませんが、最初は文化系のサークルに入っていました。
自分が好きだったことを大学でもできる、という喜びもありましたが、何よりも友達が増えたので嬉しかったです。
大学は高校までと違って常に同じ行動をする人が少なくなります。
その分自由度も増すのですが、自分から積極的に動いて友達を作っていくことが必要です。
その点でサークルに入る選択肢は非常に重要なのではないかと思います。
専攻語の授業について
1回生は週に5コマの専攻語の授業、週2コマの英語の授業に加えてその他一般教養の授業をいくつか履修します。
外国語学部は「留年」という言葉をよく聞くかもしれませんが、これは週5コマある専攻語の授業の単位を一つでも落とすと留年になります。
まじめに大学に行ってほどほどの点数を取ってさえいればまず留年することはないかと思いますが……
高校時代の英語の勉強に近く、最初は文法の授業などからはじまります。
高校と大きく異なるのはネイティブの先生の授業が多いことです。
1回生の時から週2コマのネイティブの先生の授業があります。
最初の内は全く分かりませんが、同じ専攻語の友達と楽しみながら受けることができました。
いわゆる外国語学部の「あるある」です。もっと詳しく知りたい方は 【外語あるある】阪大外語の「あるある」をまとめてみたをご覧ください
言語の難易度にもよりますが、最初の1年でかなり上達する人もいます。
外国語学部を受験するなら英語の勉強は必須! 合格を決める一冊はコレ!
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専攻語以外の授業について
専攻語以外にもいわゆる「一般教養」の授業をいくつか履修します。
高校と違い、たくさんの授業の中から好きなものを選択することができます。
朝が苦手な人は1限の授業を入れない、といったように自分で好きな時間割を組むことができるのも大学ならではだと思います。
早起きが苦手、という方は 早起きってどうすればできるの!? 目覚まし時計の工夫や生活習慣の見直しで、快適な早起き生活をしよう でも紹介しています。受験期にも役立つ情報なのでぜひご活用ください。
一般教養の授業の中でも大講義室でただ聞いているものだけのものもあれば、グループワーク中心で学生が主体的に活動する授業もあります。
成績評価も様々で、期末にテスト1本というものもあれば毎週のようにレポートが課されるもの、グループワークが重視されるので普段の授業態度のみで評価されるものなど本当に様々です。
自分の得意なもので評価してもらえるので、授業の選択はよく考えましょう。
また、大学には高校と違い「空きコマ」というものがあります。
文字通り授業がない時間のことですが、その時間の活用も個人の性格がでます。
友達とご飯に行くのもよし、授業の予習に当てるもよし、豊中キャンパスなら2コマあれば梅田まで行くこともできます。
高校にはない楽しみ方がいっぱいですよ。
大阪大学外国語学部の受験勉強について
高校の時の成績
私は高校時代はそこまで勉強ができる方ではありませんでした。
高校1年生の時の定期試験は下から50番くらい、、、今ではいい思い出ですが当時の私は相当落ちこぼれていました。
しかし、いい大学に行きたい、という思いから勉強を本気で始め、2年生の段階では上位50位ほどまで成績を上げることができました。
私がここまで勉強を頑張れるようになったのにはちょっとしたドラマがあったのですが、それはまた別の機会で、、、
そんなこんなで「それなりの成績」まで自分を引っ張り上げることができました。
そんな私の成績が上がるきっかけになった話がこれ! 感動物……だと勝手に思っています。
Study plusについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
大阪大学外国語学部の入試について
科目選択と得意科目
昔から数学が得意だったので、模試でも数学の偏差値は高く、数学を武器にして入試を戦えるのではないかと思いました。
しかし、その反面英語があまり得意ではありませんでした。
外国語学部志望なのにどうして、とよく言われるのですが、模試などでも数学の成績の方がいいことが大半でした。
ですが、高校3年生のころに試行錯誤した結果、大きく英語の成績を上げることに成功しました。
それから数学と英語を軸に入試対策をしていきました。
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大変だったこと
国語です。
私の国語の成績は惨憺たるもので本当に笑えませんでした。
共通テストの模試でも150点を超えたことはありませんでしたし、本番は118点でした。
記述も同じように苦手で、何を書いてもペケの解答が帰ってきます。
漢字まで苦手というおまけつき。漢字の勉強は大事です。 国語で得点をするためにもやっておきたい漢字 おすすめの勉強法と問題集も紹介 でも取り上げているように、漢字はかなり時間をかけました。
本当に国語には苦労しました。
国語さえなければもっと有利に入試が進められてのではないかと思うほどです。
分かる人には分かると思うのですが、本当に国語って伸びる実感がないんですよね。
国語の勉強法、なんかも紹介していますが、本当に入試の直前になんとか穴のない状態まで持って行けた、という程度で決して満足できる出来ではありませんでした。
センター試験について
外国語学部はセンター試験の配点が他の学部と比べるとかなり低いです。
そのため、私は年が明ける1月1日までセンター試験の本格的な対策をしませんでした。
その分2次試験の勉強には力を入れました。
センター試験本番もそこまで緊張することはありませんでした。
そこまで点数が良かったわけではありませんが、及第点を取ることはでき、そこからは2次試験の勉強を必死にしました。
試験が終わってから合格が決まるまで
正直入試は自信がありませんでした。
高得点を取らなければならない英語もいまいち手応えがなく、落ちたかな……とも言っていました。
もう入試が終わってしまってはやることがないので、あとは祈るだけ。
落ち着かない毎日が出来ました。
頭の中で勝手に配点を決めて自己採点して、ああ大丈夫、やっぱり落ちたかな、など大変な時間でした笑
そして合格発表の時、自分の受験番号を見つけた瞬間飛び上がりました。
阪大は張り出しなどをしていないので、ネットで受験番号を確認します。
回線混雑の関係で何度も読み込みをした後、画面が映った!
そして、あった! 自分の番号!
この瞬間今までやってきたことがすべて報われたと思いました。
大阪大学外国語学部をめざす受験生の皆さんへ
以上が私の合格体験記です。
モチベーションを維持するために、大学に入ってからの楽しい自分の生活をイメージしてください。
今は苦しいかもしれません。でも、その先に待っているものはあまりにも大きく楽しいものです。
受験は1年に1回きりです。
その1回の勝負に向けて日頃から努力しましょう。
きっと今後の皆さんの助けになると思います。
ありがとうございました。ご質問などありましたら、お問い合わせフォームやコメント欄、Twitterなどでお気軽にどうぞ!
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