皆さんは英語の長文問題の勉強にはどんな教材を使っていますか。
このブログでは今まで 使い勝手はすごくいい!! 英語長文とリスニングの教材 あまり使われていいなさそうな教材をレビューする のようにいくつかの教材のレビューや使い方を解説してきました。
そこで今回は不朽の名作とも呼ばれる、「英語長文問題精講」をご紹介します。
見たことがある、という方も多いのではないでしょうか。
知らなかった、という方にも魅力が分かっていただけるように詳しく解説します。
英語長文問題精講とは
英語長文問題精講はその名の通り、英語の長文問題の演習に特化した教材です。
ポケットサイズで持ち運びしやすく、電車の中など、時間のあるときに読みやすい教材です。
長文と問題、そして解答と解説がまとまっていて、使い勝手も非常に良いです。
また、不朽の名作と呼ばれるだけあって、掲載されている英文のレベルや質は非常に良く、受験生にはぴったりの一冊です。
1課ごとの英文の量もそこまで多くないので、空き時間を有効に活用した学習ができます。
英文のレベルはやや高めですが、何度も読み込めば受験英語ではかなりの高得点が期待できるほど英語力をあげてくれます。
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英語長文問題精講の使い方
ここからは英語長文問題精講の使い方について紹介していきます。
一般的な英語の長文の問題集とはやや使い方が異なるので、注意しましょう。
英語長文問題精講の問題は解かない(方がいい)
問題集なのに問題を解かない方がいい、というのはどういうことだ、と思うかもしれません。
この教材の問題は現在の入試傾向からは大きく外れているものが多いのです。
解いたら全く意味がない、ということはないのですが、それよりかは何度も文章を読み込んだ方がいいのではないかと思います。
私は問題はすべて無視し、穴埋めの問題は先に答えを見てすべて埋め、その上で長文読解専門の教材として活用しました。
不朽の名作として残っているのは問題がいいからではなく、その文章の質の高さがあるからです。何度も読み込みましょう。
時間を有効活用するためには早起きが一番(と私は考えています……)
詳しくはこちら
英語長文問題精講をすぐ取り出せるようにしておく
この教材はポケットサイズで、持ち運びにも非常に便利です。
1課にもそんなに時間はかからないので、暇を見つけて読むようにしましょう。
おおすすめはペンを一本常備して、知らない単語に線を引きながら読んでいくことです。
たいていの分からない単語は次のページの単語一覧に意味が書いてあります。
辞書を使わなくても時間のあるときに読むことができるので、忙しい受験生にはおすすめです。
全文訳も載っているので、全く分からないときは照らし合わせながらサクサクと読んでいきましょう。
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英語長文問題精講の全く分からない文章は飛ばす
この問題集は文章ごとにレベルの差が激しいです。
そのためさっきまで全くつっかえずに読めたのに、この文章は全く分からない、ということが起こりえます。
自分の受験する大学がそのレベルの長文読解を要求するのであれば取り組む必要がありますが、そうでなければ潔く飛ばしてしまいましょう。
読める文章だけを十分に読み込んで、そこに出てくる単語や表現を覚えればいいいのです。
個人的には時間をかけて(ストレスもかけて)じっくり読むものではないと思っています。
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英語長文問題精講は何回も読み込む
以前 音読の効果はスゴイ! 英語や国語の力がみるみる付く音読学習 知った人は得するってホント!? でも紹介しましたが、英語の長文読解の勉強は何回も繰り返してこそ成果がでます。
英語長文問題精講は繰り返し読むには最適な教材です。
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と理解が深まっていくような読み込みをしていきましょう。
語彙や類似問題も載っているので、繰り返し読んで成果を確認するには最適です。
各文章10回は必ず読んで、単語や表現を自分のものにしましょう。
英語長文問題精講はクタクタになるまで使う
この教材に限った話ではありませんが、、、教材は押さえなくても開いたままになるくらいに使い込みましょう。
買ったばかりの頃は手で押さえていないと閉じてしまうと思います。
何回も使い込む内に癖がついてきて、参考書はクタクタになってくることでしょう。
もちろんぞんざいに扱ってはいけませんが、、、要はそれくらい長く繰り返し使おう、ということです。
ポケットサイズでほどよい長さ、ということで英語長文問題精講はクタクタになるまで使うにはぴったりな教材です。
よく勉強してるね~、といわれる参考書をまずは英語長文問題精講から作ってみてはどうでしょうか。