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【要約の書き方・方法】大学のレポートで必要なことを解説

大学のレポートで要約の課題が課された、という方は多いのではないでしょうか。

以前【大学生のレポートの書き方】基本や書評、参考文献についても詳しく解説では書評レポートの書き方について紹介しましたが、要約のレポートでもこれに近い難しさがあるかと思います。

 

文章の切り貼りにしかならない、というくせ者の要約。この記事では余すことなくコツを伝授します。

大学のレポートで必要な要約とは

そもそも要約とは何でしょうか。デジタル大辞泉によれば次のように書かれています。

文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。

デジタル大辞泉より

もう少しかみ砕くと文章の大切なところをまとめること、となりそうです。この意味に従うと、闇雲に文章の切り貼りをしていても要約にはなりません。

要約をマスターするための第一歩としてまずは「文章の大切なところ」を意識する必要がありそうです。

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要約のレポートで必要なこと

要約とは何かを確認したところで、次は「実際に要約で何をするか」を考えてみましょう。

【大学生のレポートの書き方】基本や書評、参考文献についても詳しく解説でも少し触れたのですが、「論点(文章の大切なところ)を自分なりに再構成すること」が要約で実際にする作業になります。

少しわかりにくいので、書評レポートの書き方で取り扱った例をもとに考えてみましょう。

 

書評レポートでは、1.本の紹介をし、2.論点を整理してまとめ、3.自分なりの考察を加えることが必要と解説しました。

その中で要約は「2.論点を整理」にあたります。ここからは本の読み方を含めて実際にどのように「論点を整理してまとめ」るかを考えてみましょう。

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要約の書き方・方法

本の読み方を含めた要約の方法は次のようになります。

1.チェックやメモをしながら本を読む
2.「著者の言いたいこと」をまとめる
3.「著者の言いたいこと」を3つくらいにグループ分けする
4.「著者の言いたいこと」を元に自分の言葉で説明し直す。
5.本の形式に合わせて文章を書く

詳しく見てみましょう。

1.チェックやメモをしながら本を読む

まずは課題として出されている本を読みましょう。1回で終わらせるために丁寧に読むことを心がけます。

そして大切なところ、「著者の言いたいこと」をできるだけ多く集めます。少し「著者の言いたいこと」について考えてみましょう。

 

1冊の本ではいくつかの「著者の言いたいこと」がでてきます。あとで要約としてまとめるために、どんなものでも「これかな?」と思ったものをすべて拾い上げるようにしてください。

 

「著者の言いたいこと」の見つけ方には高校の現代文のテクニックが必要になります。

例えば具体例の前後、筆者の経験談の前後など共感を得やすい文言の前後に簡潔に書かれることが多くあります。抽象的で短い簡潔な文章に注目しながら読み進めていくと比較的楽に見つかります。

概説書のような事実のみを扱った書籍の場合は、「ある事実」の概要をもっとも端的に表している文書が「著者の言いたいこと」にあたります。

2.「著者の言いたいこと」をまとめる

本を読み終わったら拾い上げた「著者の言いたいこと」を紙にすべてリストアップしてみましょう。

ここから先は基本的に本を読み返すことなく、このメモを見ながら要約の文章を書いていくことになります。

3.「著者の言いたいこと」を3つくらいにグループ分けする

次は「著者の言いたいこと」を3つくらいのグループに分けます。

先ほどリストアップした「著者の言いたいこと」はおそらくかなりの数になっているはずです。それでも「何となく似ている」と思われるものがあるはずです。

 

似た主張や関連する項目をグループ分けしていきます。この時点で3つくらいに絞れると理想です。

それ以上に絞り込めない場合は、大切そうな順番、あるいはもっともページを取られている項目を優先します。残りは思い切って切り捨てましょう。

 

ここから先は3つくらいに絞ったリストを参考に文章を書いていきます。

4.「著者の言いたいこと」を元に自分の言葉で説明し直す。

絞った「著者の言いたいことリスト」を参考にそれらを自分の言葉で説明してみましょう。このプロセスが要約になります。冒頭で説明したとおり要約とは

文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。

デジタル大辞泉より

とあるように「論点を説明したもの」です。

論点をピックアップしたメモを自分の言葉で説明することはもっとも自然な要約になります。

5.本の形式に合わせて文章を書く

要約の方法の最後に文章のスタイルについてお伝えします。基本はアカデミックライティングとは|レポートの書き方や学術的文章をわかりやすく解説でも説明した「学術的な書き方」、三段構造に準じます。

これに加えて要約では次の2つのどちらかの方法で書くことをおすすめします。

・本1冊→要約形式で本のあらすじを示す
・本の一部→要点+補足の形式で示す

ここに書いたように、本まるまる1冊を要約する場合は「序盤は、中盤は、後半は」というように本の流れに沿って要約をすると上手にまとまります。

そもそも本自体が「序論・本論・結論」の三段構成で書かれていることが多いので、要約のときも本の流れと同じように書いた方が自然に三段構成ができるからです。

 

一方、本の一部を要約する場合は3つほどに絞った論点を個別に取り上げそれぞれに対して補足説明をし、導入と結論を付け足すと自然な三段構造ができます。

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要約のレポートを自分の言葉で完成させよう

要約が文章の切り貼りにしかならない、という方は多いかと思います。

しかし、論点のみに注目してその他は自分で補うと考えると自然と自分の言葉で書いた要約ができるはずです。

要約は【書評レポートの書き方】実際に大学で提出した文章を使いながら丁寧に解説でも取り上げているような書評レポートでもそのまま使えます。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

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