「大学生はとにかく本を読みなさい」
そんなことをよく聞くのではないでしょうか。単純なことなのですが、実際に1ヶ月に何冊もの本を読んでいる人は少ないかと思います。
まずはこのデータをみてみましょう。
この調査は国立青少年教育振興機構が行ったもので、読書量について取り上げたものです。
20代の読書量(漫画、雑誌を除く)は半分以上の人が月に1冊以下、ということがわかります。
この調査を切り口に、大学生が本を読むメリットについて考えてみたいと思います。
おすすめ記事
大学生・社会人の読書量の現状
先ほどのグラフを振り返ってみます。
この調査が示すとおり、半分以上の人は月に1冊以下であり、月に6冊以上読むだけで上位10%に入ってしまうことがわかります。
ここまで読書量が少ない原因としては読書の時間がない、興味がないなど様々あるでしょうが、それにしてもこの少なさにも驚きます。
大学生であれば、大学での授業や研究の関係でもう少し読書量が増えるかもしれませんが、どうでしょうか。それでも1ヶ月に10冊以上の本を読む、という人は少数派かもしれません。
ここからいえることは何か、単純にたくさんの本を読むだけで、周りの人とは大きな差がつくということなのです。
もちろん本の内容、実生活での実践など様々な要素はありますが、それでも本を読むだけで大きな差ができるのは間違いありません。
大学生が本を読むべき理由・読書のメリット、効果
ここからは具体的に大学生が本を読むべき理由とメリットを紹介します。
この記事を読んだら今すぐ読書を始めるべき! 読書はきっとあなたの人生を豊かにしてくれます。
読書効果1:選択肢が広がる
本を読むと知識がつきます。その分だけ選択肢が広がるのです。
例えば、大学生の場合多くの人が思い浮かべるのが3・4年あたりから就活を始めて卒業、そのまま働き続ける、といったものでしょうか。でも、実際にはこれ以外にも無数の選択肢があります。
その可能性を与えてくれるのが本なのです。
このことは就活に限りません。大学で勉強する専門分野の知識が広がる、今まで知らなかったことに興味関心を持つ。
もっと身近な例でいえば、アルバイト以外でお金を稼ぐ方法やアルバイト先で関連する法律など「知っておけばよかった」ことがたくさんつまっているのです。
知識の数はそのまああなたの将来の選択肢の数になります。
知っているか知らないか、それだけで将来的に大きな差が出てきます。大学生の時期はぜひ選択肢、視野を広げることを考えてみてください。
こんな選択肢があることを知っている方はどれくらいいるのでしょうか……?
読書効果2:周りと差がつく
こういういい方をするのはよくないかもしれませんが、大学生って何をしているのでしょうか。
「めっちゃ勉強している」という人は一部で、中には授業に行かず毎日遊んでいる、という人も多いのではないでしょうか。
「人生の夏休み」と形容される大学生なので、もちろん遊ぶことも大切ですが、その時間が何かを生み出すかを一度考えてみてほしいです。
基本的に私たちの生活の多くは「消費」で成り立っています。読んで字のごとく「消費」は既存のものを使って娯楽などを得るものです。
反対の「生産」は自分で何かを学び、作りだし、将来の遺産をつくるものではないでしょうか。そして、大学生の基本的な行動で「生産」といえるものは勉強かアルバイト位なのではないでしょうか。
実は、一見「消費」に思える読書も本を読んで内容を見につけ還元することができれば立派な「生産」になります。
いくつかある「生産」の中でも本を読むことは比較的取り組みやすい部類に入ります。言い方を変えれば将来の自分への投資ともいえますね。
読書効果3:インプットができる
本を読むので、当然その行為そのものはインプットになります。
「インプットなら本じゃなくてもネットの記事やテレビでもいいのでは」という声も聞こえてきそうですが、そうではありません。
本からはほかの媒体とは違う、良質なインプットができるのです。無料で書けるインターネット記事や運営の意図が大きく出るテレビとは、本は性格が異なります。
本は、かなりのお金をかけて出版され、なおかつ著者が考えに考え抜いたことが発行されます。また、出版社側もそこまでいい加減な情報は出版できないのです。
そのため必然的に比較的良質な情報をインプットできます。「知は力なり」とはいいますが、本から得た知識はまさにその傾向が強いのです。
おすすめ記事
読書効果4:アウトプットができる
本を読むだけでは、読書で得られる効果も半減してしまいます。読書をはじめ、学ぶことの本質はアウトプットにあるといえるでしょう。
本で手に入れた知識は何らかの形でアウトプットしましょう。人に教えるでもよし、ブログやTwitterで紹介するでもよしです。
大学生であれば、自分の専門分野にそのまま活かせるでしょう。
本を読むと身につけた内容をアウトプットする機会が増えます。
アウトプットしたことはより身につきやすくなるので、積極的に活用していきましょう。
読書効果5:隙間時間を活用できる・活用する習慣ができる
みなさんは電車の待ち時間や授業の前などちょっとした空き時間をどのように活用していますか。
多くの方はスマホを触っていたりボーッとしていたりするのではないでしょうか。
この時間をぜひ読書にあてましょう。隙間時間を活用できますし、続けていけば、「もったいないと分かっている時間」を有効活用できるようになります。
本を1冊持ち歩く、Kindleを持ち歩く、など簡単な工夫で隙間時間を活用する習慣をつけられます。
「なんとなく」の時間って1日の中で結構あると思います。もしその時間をすべて読書に当てることができたら、どうでしょうか。
きっと周りの人とは大きく差ができるはずです。
時短術で徹底的に毎日を楽しむ! コツを紹介
読書効果6:コミュ力がつく・話のネタができる
アウトプットにも関連しますが、本を読むとコミュ力もつきます。
本を読んでいる内容を誰かに話せるのはもちろん、小説などでは話し方の参考が見つかることもあります。
今どきは「話し方のコツ」みたいな本もありますよね。
方法は様々ですが、コミュ力を鍛えたい、という思いで本を読んでいれば自然とコミュ力も鍛えられていきます。
読書効果7:成功者に近づく
一般に成功者といわれる人は多くの本を読んでいます。
学校に行かなかった不登校であっても、実は漁るように大量の本を読んでいます。
成功者の共通点としてたくさんの本を例外なく読んでいることがあげられます。
もちろん、なんとなく本を読むだけではいけませんが、本を読むことで確実に成功者に近づけるはずです。
「学ぶ」ことは「まねぶ」ことからともいわれますが、読書でもそれは同じです。
成功者は皆本を読んでいるのです。だったらその先人に習って本を読むべきですよね。
本を読む→力になる
この記事を読んだのであれば、今すぐ本を読み始めましょう。
最初は短い時間でもよいのです。とにかく1冊本をよむことから、その積み重ねで成長していきます。
「知は力なり」とはまさに読書のことではないでしょうか。
今の時代、図書館でも書店でも電子書籍でも簡単に本を読めます。たった1冊でも読むだけであなたの人生はもっと豊かになるはずです。
ぜひ読書ライフをはじめて、本を好きになってください。
おすすめ記事