勉強に集中したいのに、ついついスマホを触ってしまうことはないでしょうか。以前受験期のスマホとのつきあい方 上手に使えば効率やモチベーションアップにもつながる!でも似たようなことを紹介しましたが、今回はもっと根本を詰めてみました。
ちょっと休憩、のつもりで初めてもついつい長い時間触ってしまっていた、という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、勉強中にスマホを触らないようにするコツを考えてみましょう。
勉強中にスマホを使わない・触らないようにするコツ
それでは、実際に勉強中にスマホを触らないようにするコツを考えてみましょう。具体的には以下の通りです。
1.「とりあえずスマホを見る」をやめる
2.机の上にスマホを置かない
3.スマホを誰かに預ける
4.人の目があるところで勉強する
5.スマホを1週間充電しない
6.スマホの電源を切る
7.スマホ依存解消のアプリを使う
8.友だちと通話をつないで勉強する
9.寝る前にスマホを触らない
「とりあえずスマホを見る」をやめる
「とりあえずスマホを見る」っていう習慣がある方、多いのではないでしょうか。
勉強が一区切りついたからスマホを見る、食事が終わったからスマホを見る、何となく空き時間があるからスマホを見る。
1日を振り返ってみると、特に使う必要がないのにスマホを何となく見ている場面って多いように感じます。
何となく触ってしまうのであれば、当然見る必要はないはずです。毎日の「とりあえず」、「なんとなく」スマホを見る習慣をやめるだけで勉強に取り組むモチベーションはアップするのではないでしょうか。
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机の上にスマホを置かない
机の上にスマホを置く、もう少し言い換えれば、視界に入るところにスマホをおいているだけで集中力が下がるという研究が出ています。
例え全力で取り組まなければならない課題が与えられていたとしても、自分の近辺にスマートフォンがあるほど意識がそちらに引っ張られ、脳の認知能力の一部が消費されてしまうことが明らかになったと言う見方を示しています。
そもそも、勉強中にスマホをすぐに使えるような環境にしないことがベストです。
もし、スマホをすぐ近くに置かなければならない、ということであれば視界に入らないところに置きましょう。
机の引き出しの中、鞄の中など、簡単にできるはずです。集中できることはもちろん、スマホを手に取るまでの一手間ができるのも効果的です。
人の目があるところで勉強する
自分の部屋に閉じこもって勉強していると、ついついスマホに夢中になってしまうもの。
図書館など人がたくさんいる場所や親の目の前では、少しスマホを見ることはあっても、長時間触るのはなかなか抵抗があるのではないでしょうか。
集中するために図書館や予備校などで勉強する人も多いかと思いますが、そのときにはぜひスマホを見ないようにする習慣もつけるとより効果的です。
私自身は受験期はずっと自宅で勉強していました。意外と効果的な自宅勉強法はこちら!
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スマホを誰かに預ける
どうしてもスマホを触ってしまうという方は、スマホを誰かに預けてしまうのがよいでしょう。
自宅に親がいるのであれば、勉強中は常にスマホを親に預ける、友だちと予備校や図書館に行くのであれば、お互いにスマホを交換して、触れないようにしてしまうのもよいでしょう。
物理的に「ついつい触ってしまう」を防げるので、より集中力が続きます。
スマホを1週間充電しない
スマホを使ってもいいのです。でも、1週間充電するのをやめましょう。
現代の生活ではスマホをまったく使わない生活は厳しいので、多少は使わなければなりません。そこで、最低限の使用で済むように、充電を制限します。
そうすれば、休憩中にスマホを何となくさわったり、ましてはYouTubeを見ることなんて絶対にできないと思います。
私は実際に受験期にスマホを充電しないようにしていましたが、これ、案外いけます。1週間充電なしチャレンジ! 受験期に集中するために取り組んだスマホ制限の話でも詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。
スマホの電源を切る
勉強のときは一切スマホを使わないように、電源を切ってしまうのもよいでしょう。
スマホに限らず、自分がやめたいと思っている習慣をやめるには、一手間かかるようにすることが効果的です。
スマホの起動には通常1分程度はかかります。その一手間を挟むことによって、心理的にスマホを遠ざけるようにしましょう。
この方法はほかにも応用できます。テレビのプラグを抜いてしまう、YouTubeのアプリを消去して、ブラウザから検索しないと見られないようにするなど、活用法は様々です。
スマホ依存解消のアプリを使う
「スマホをやめれば魚が育つ」というアプリをご存じでしょうか。
その名の通り、スマホを触らなかった時間に合わせて魚が育っていく集中専用アプリです。
スマホを触らなかった時間が可視化されるので、振り返ったときに我慢できた時間が自信につながるのではないでしょうか。
こちらで紹介しているのは魚ですが、様々なバージョンがあります。自分のモチベーションが上がるものを探してみてください。
友だちと通話をつないで勉強する
外出自粛やオンライン授業の影響で、増えてきた集中法がこちらです。LINE通話、Zoomを使いながらお互いに監視しあいながら勉強します。
スマホを触る以前にそもそも使用されているので、「何となくスマホを見る」可能性も減りますし、サボろうものなら通話をつないでいる相手から丸わかりです。
おすすめは映像だけ見えるようにしておいて、音声を切っておくこと。相手の様子が分かり、雑談で勉強が進まないことも防げます。
お昼休憩などにお話しして息抜き、といった使い方もできるので、この機会にぜひ試してみてください。
寝る前にスマホを触らない
寝る前にスマホをつい触ってしまう、というあなた。今すぐやめましょう。
1度は聞いたことがあるかと思いますが、スマホが発するブルーライトは睡眠に悪影響を与えます。
また、寝る前にスマホを触っていると、必然的にベッドのすぐ近くにスマホがある状態で寝てしまいます。すると、朝起きてからもスマホをチェックするところから始まって……の悪循環です。
寝る前にスマホを触らないようにすることと同時に、寝室とは別の部屋に置いて充電するなど工夫をし、スマホを触らない環境を作るようにしましょう。
勉強中にスマホを使わない・触らない工夫をして集中しよう
どれもちょっとした工夫でスマホを触らなくなる、触りたくなくなる方法です。
今回はスマホを例にして紹介していますが、マンガ、昼寝などのやめたい習慣も物理的、心理的に触りたくなくなるような一手間を挟むことで、集中力が大きく変わります。
どれも簡単にでき、応用もしやすいものなので、気になったものはぜひ試してみてください。