阪大生なら誰もが知っている「再履バス」
果たしてどのようなものなのか、、、
今回は大阪大学の3つのキャンパスを周回し続ける再履バスについて紹介します。
受験生の方は「阪大にはこんな変わったものがあるのか~」とでも思って読んでください。
再履バスとは
再履バスとは、豊中、吹田、箕面と3つのキャンパスが点在している大阪大学を周回しているバスのことです。
「学内連絡バス」と阪大の公式HPには書かれています。もちろん、そんな呼び方をする人はいません。なぜ再履バスなのでしょうか?
(大阪大学公式HP「学内連絡バス」はこちら)
たこ足大学である阪大において1年生は必ず豊中キャンパスで授業を受けます。
そして、2年以降、学部によっては吹田キャンパスや箕面キャンパスに移動します。
しかし、残念ながら1年生のうちに豊中で取るべき単位を取れずに進級してしまう人がいるのです。
そんな人が別のキャンパスから豊中に「再履習」をしに来るために設けられたのです。これが再履バスが再履バスと呼ばれるゆえんとされています。
外国語学部の学生が通う箕面キャンパスとは?詳しくはこちら
再履バスのあるあるをまとめてみる
ここからは阪大生にとってはお馴染みの再履バスについて少しだけ紹介します。
現役阪大生の方は、あー分かる分かる。受験生の方は少しでもイメージがつかめたらな、と思います。
他キャンパス→豊中が本当の再履バス
先ほどもお伝えしたように、本来の再履バスは、豊中キャンパスで取るべき単位を取ることができなかった人が豊中に授業を受けに来るために使うものです。
そのため、本当の意味での「再履バス」は吹田や箕面から豊中に来るバスのことを指します。
……もちろん多くの学生はそんなことは関係なく再履バスと言いますが、、
長蛇の列ができる
阪急バスを貸し切って運行されている再履バスは無料で乗ることができ、朝や昼など、別キャンパスの授業が始まる時間帯には、豊中キャンパスに長蛇の列ができます。
ぎゅうぎゅう詰めに乗せられるため、つけられた別称が「奴隷船」。
有名なレストランの行列に匹敵するほどの行列ができます。
吹田は迷う
再履バスの乗り場は豊中と箕面には一つずつあります。
しかし、吹田キャンパスには三つのバス停があります。
私は外国語学部のため、基本は箕面キャンパスにいるのですが、数回吹田キャンパスに行ったことがあります。
すると吹田の広いこと広いこと。バス停が複数あるのは事前に聞いていたのですが、どうすればいいのやら……
「再履バス」と検索すると
なかなか秀逸なネーミングな再履バスですが、たこ足の大学はいくらでもあるもの。
さすがに再履バス、という言葉だけでは時刻表は分からないだろう。。
そう思って「再履バス」と検索すると、、、
トップに阪大公式HPの「学内連絡バス」が表示されます。
公式HPには「再履バス」とは一言も書かれていないのに、どうしてなのでしょうか。
再履バス=阪大ということはGoogle様も分かっていらっしゃるようです。
再履バス同好会
再履バス同好会をご存じでしょうか。先ほどの検索画面でも3番目に表示されていました。
再履バスに関する情報を随時お知らせしてくれています。運行状況、乗車状況、時刻表などなど、、
【再履バス時刻表・最新版】1/2
再履バスの時刻表を作りました。3つのキャンパスにある5つのバス停に対応しています。何限の授業に間に合うには何時のバスに乗ればいいか分かるようになっているので、ぜひお役立てください。 pic.twitter.com/bvjuXnhQXO
— 再履バス同好会 (@sairi_doukoukai) 2019年4月10日
再履バス同好会が独自で作成している時刻表が非常に便利でわかりやすいです。
何時にバスが出発して、何限目の授業には間に合うのか、とってもわかりやすく作られています。
再履バスを利用する、という方はぜひ参考にしましょう。
私自身、1年生のころに別キャンパスで授業を受けることが数回あったのですが、そのときは重宝しました。
再履バス同好会は、そのほかにも再履バスの細かーい情報などを発信しています。興味のある方はぜひフォローしてみてください。
再履バスは阪大のアイデンティティである……のか?
いかがでしたでしょうか。
阪大の再履バスについて少しでもお分かりいただけたでしょうか。
再履バスは大変混雑します。混雑時はリュックを下ろすなど、マナーを守り、快適な再履バスづくりにご協力ください。
たこ足大学の阪大にとって再履バスは立派なアイデンティティなのでしょう(笑)
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