英語のリスニングができない、そんな方は多いのではないのではないのでしょうか。
いままでいろんなサイトで勉強法を調べたけどうまくいかなかった……。そう思っていてここにたどり着いた方もいらっしゃるでしょう。
入試で必要、共通テストで必要、TOEICを受けなければならない……理由は様々だと思いますが、断言します。リスニングから逃げてはいけません。
なぜなら、英語、それ以前に語学は、あらゆるスキルを同時に伸ばしていく必要があるからです。
リスニングが、リスニングだけが……
となっていては、ほかの英語の力のも思うように伸びないのです。
どんな理由であれリスニングと向き合わなければならない方、正しい方法を身に着けて、すぐにリスニングの勉強を始めましょう。
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そもそもなぜリスニングができないのか
なぜできないか、このブログにたどり着いた時点で大半の方は解答が分かっていることでしょう。
答えは読まれる英語を聞き分け、そのスピードに合わせて意味を理解することができていないからです。
じゃあそれができるようにすればいいんだ。。
……もちろんそうなんですが、そこに至るには正しいプロセスが存在します。
自分が何ができないかを把握して、それを補うように勉強を進めることで、はじめて先ほどあげた問題が解決するのです。
ステップを踏んだリスニングの勉強法
リスニングの勉強は自分のレベルを把握し、そのレベルに見合った勉強をすることが必要です。
まずは自分のレベルがどれくらいか見極め、それから実戦しましょう。
あなたのリスニングはどのレベル?
ではここからあなたのリスニングレベルを把握しましょう。
以下のどのレベルに該当するかで、どこから勉強すべきかが異なってきます。
レベルは3段階に分けていますが、レベル1の段階が相当広いと思います。無理をせず着実にステップを踏んでわかるようにしましょう。
レベル1
英語の放送が何を言っているのか理解できない、知っている単語も聞き取れない。
このレベルは何もかもがちんぷんかんぷん、というレベルです。
英文が呪文に聞こえる、単語の句切れがわからない、集中できなくて試験中に寝る、
こういった人もここに該当します。
レベル2
英語のしゃべっている単語は1つ1つ聞き取れるが理解が英語の速さに追いつかない。
このレベルはおおむね単語の切れ目が分かってきたけど、速さに慣れていないというレベルです。
読めば素早く理解できる英文を聞いて瞬時に理解する力が必要です。
レベル3
ほとんどのしゃべっている内容がわかるが、語彙力のせいで英語がわからない
このレベルは、難しい単語やイディオムを含まない文章であれば理解できるレベルです。
それでは順番に勉強法を紹介します。
レベル1 単語をばらばに聞こえるようにする
英語にはリエゾンというものが存在します。
そのため、単語で区切られているはずの文章がつながって聞こえるんですよね。
英語が呪文に聞こえる、という人は、まずここをクリアする必要があります。
そこで、英語を単語ごとに追う勉強をお勧めします。
私が実際に使っていた教材はこちらです。
聴覚刺激で英語が耳に飛び込んでくる! ついに英語が聞き取れる! [ スーパーリスニング・インスティテュート・ ]
やや古い本で、受験を意識した教材ではないのですが、リスニングの基礎をつけるには、おすすめです!
この本では「追唱」という言葉が紹介されています。
簡単に言えば聞いている英語をそのまま単語レベルで頭の中で追う、というものです。
まずは、意味は日本語訳を見て把握してからでも大丈夫です。
英文を聞き、文章を同じ速度で追いましょう。
何度も聞いて、スクリプトを見なくても単語がわかるようにしましょう。
そして大切なのはここからです。この本のCDには通常の英語の放送文に加え、2倍、3倍、4倍の音声もついています。
慣れてきたら、これらの音声を聞いて、速いスピードでも単語が1つ1つ聞こえるようになりましょう。このとき、意味は把握できなくても大丈夫です。
英文のスクリプトを見なくてもわかるレベルまで上げましょう。
レベル2 英語のしゃべっている単語は1つ1つ聞き取れるが理解が英語の速さに追いつけない
ほとんどの単語が独立して把握できるようになったらレベル2です。
このレベル帯の問題は解釈が追い付いていないということです。
まずは、瞬間で日本語訳に変換、最終的には英語を英語のまま解釈できるようになりましょう。
リスニングができない人には英語をしゃべることができない人がとても多いです。まあ当然といえばそうなのかもしれませんが……。
ここで行うのがオーバーラッピングとシャドウイングです。
この2つはよく紹介されるものですが、始めるのはレベル2の単語が独立して聞こえる段階になってからにしましょう。
このレベルの人は多くの人がCDの速さですらすらと英文を読むことは難しいと思うので、ステップを踏みましょう。
できる、という方は一部のステップを飛ばしても大丈夫です。
1.スクリプトを見ながら1文、または程よい長さでCDをとめて、そのあとに英文を読む。
学校で先生がよくやるやつですね。
読むスピードはつっかえない程度のゆっくりのスピードで大丈夫です。
このとき、意味を把握しながら読むようにしましょう。ただ読むだけにはならないようにしましょうね。
慣れてきたらスクリプトを見ずに1文1文読むことに挑戦しましょう。
2.オーバーラッピング
1のステップを繰り返せばオーバーラッピングは多少楽になります。
スクリプトを見ながらCDの音声と同時に英文を読みましょう。英文を読みながら必ず意味を理解することも忘れずに!!
3.シャドウイング
最後にシャドウイングです。
ここまで来て完全に理解、発音ができている英文が完成してからシャドウイングに取り組みます。
シャドウイングはスクリプトを見ずにCDから聞こえた音声から少し遅れて発音する練習です。
これができると英語を読むのが楽しくなってくるでしょう。
このシャドウイングがリスニング力が最も伸びるステップと言われています。
何度も繰り返して体にしみこませましょう。
レベル3 ほとんどのしゃべっている内容がわかるが、語彙力のせいで英語がわからない
このレベルに達したかたが練習することはただ一つ、語彙力の強化です。
さまざまな英文に触れ、音声をきき、知らない表現、発音を覚えていくのみです。
特に磨くべきはイディオムです。
イディオムはわかっている英語の集合でありながらも発音に癖があったり、予測できない場合が多いです。
単語とイディオムをマスターしてわかるようにしましょう。
リスニングを得意になりたいと思ってもただやみくもに音声を聞くだけではいけません。きちんとステップを踏んで力をつけましょう。
とにかく継続
いかがでしたか。
リスニングは英語学習で必須、そしてなにより継続が大切です。
続けることで必ず力になります。そのときがきたら、きっと勉強が楽しくて楽しくて仕方がなくなっていると思いますよ!!
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