大阪大学外国語学部、および文学部では受験で数学か社会のどちらか好きなほうを選択できます。
文学部では日本史、世界史、地理から、外国語学部は世界史のみが受験可能です。
以前数学? それとも世界史? 点数調整は? 阪大外国語学部の2次試験!メリットやデメリットも徹底解説! で数学と世界史の比較を行いました。
今回は外国語学部と文学部で受験可能な大阪大学の世界史の対策とおすすめの参考書を紹介します。
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こちらの記事でも詳しく紹介しています。
大阪大学二次試験世界史の詳細
冒頭でもお伝えした通り、大阪大学の入試では外国語学部と文学部で数学との代替科目として世界史を選択することができます。
科目の選択は出願時に行います。入試本番で選択することはできないので気をつけましょう。
試験時間は90分で数学や日本史、地理の選択者と同じ時間に行われます。
難易度が大きく違う可能性がある別の科目を同じ時間に行います。
受験の時に数学が有利なのか、世界史が有利なのか気になる方も多いと思います。
得点調整など受験生が気になる情報をこちらの記事で考察してみたので、ぜひご覧ください。
数学? それとも世界史? 点数調整は? 阪大外国語学部の2次試験!メリットやデメリットも徹底解説!
問題の形式としてはメインは論述問題です。通例「〇〇字程度で」という指定があります。
長いものだと300字を超すものがあるので、長文の論述にも対応できるように勉強しておくことが必要です。
年にもよりますが、穴埋めをはじめとした語句を問われる問題が出題されることがあります。
貴重な得点源でもあり、世界史を穴なく仕上げてくる受験生にとっては絶対に落とせない問題なので、論述以外にも基本的な語句の定着も必須です。
出題範囲は古代から現代史まですべてを網羅しています。
戦後の現代史は出題されない、と言われることもありますが、阪大の世界史の入試では現代史も結構な頻度で出題されます。
手を抜きがちな現代史ですが、入念に対策しましょう。
現代史は、裏を返せば他の受験生も手薄な可能性があります。
得点できると大きなアドバンテージになるので、日ごろから現代史の問題にも触れるようにしましょう。
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大阪大学二次試験の世界史におすすめの参考書
まずは持っている人も多いであろう教科書から。
大阪大学の世界史を対策するにあたって、基本になるのは教科書です。
いくら論述問題が中心とはいっても、その基本部分はすべて教科書から出題されます。
授業で使っている方も多いかとは思いますが、本格的な論述対策を始める前にまずは教科書の内容を完璧に覚えられるようにしましょう。
論述対策を並して進めていくことになりますが、教科書の基礎的な内容がどれくらいできているかによって、完成度が大きく変わります。
時間のあるときに教科書を読む、毎日○ページずつ復習するなど、自分で目標を設定して習慣化しましょう。
そんな世界史の教科書を読むときにはぜひ立って勉強してみてはどうでしょうか。詳しくはこちら
世界史用語集
共通テストレベルの問題であれば必要ないかもしれませんが、大阪大学の世界史のように論述対策をする場合は必須とも言ってよいのが世界史用語集です。
いうなれば世界史の辞書です。教科書だけでは理解が不十分なところの補強や歴史用語の多角的な理解に役立ちます。
教科書を読んで、合わせて用語集でさらに詳細な内容を確認するようにするとよいかもしれません。
世界史の論述対策をするときは、ぜひ用語集もセットで使うようにしましょう。
勉強の休憩におすすめ! 阪大のおもしろ授業を紹介!
一問一答山川世界史
世界史の一問一答の問題集です。
いろいろな会社が世界史の一問一答の問題集を出していますが、山川出版の『詳説世界史』を使っている人はこの問題集がよいかと思います。
内容は山川出版の詳説世界史リンクしており、教科書にない単語も実はすべて世界史用語集から抽出したものになっています。
『詳説世界史』を使っている方は山川出版で統一すると勉強がしやすいかと思います。
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みるみる論述力がつく世界史
こちらの参考書は世界史の論述問題に特化した問題集です。
添削が必須と言われる大阪大学の世界史対策において、唯一独学が可能な参考書となっています。
解説が非常にわかりやすく、論述問題のポイントも明確に解説されているので、論述対策の入門にはぴったりです。
教科書の内容が少しずつ身についてきたらこちらの参考書を使ってみましょう。
『みるみる論述力がつく世界史』のおすすめや使い方はコチラの記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください
段階式 世界史論述のトレーニング
論述問題に少しずつ慣れたらこちらの参考書を使ってみましょう。
先ほど紹介した『みるみる論述力がつく世界史』は入門的な参考書と考えてください。
基礎をつけてから、いよいよ本格的な世界史論述対策を始めましょう。
基本的に世界史などの科目は同じ問題を繰り返しとくことも大切ですが、それ以上に多くの問題に触れて様々な切り口から答えられるようにすることが大切です。
多くの問題に触れて世界史論述を穴の内容に仕上げましょう。
世界史は新しい問題を解くことがとにかく大切です。ではほかの科目は? くわしくはこちら
市民のための世界史
私は受験期には使わなかったのですが、私の先輩が大阪大学の世界史対策で役立ったと行っていたので紹介します。
『市民のための世界史』は参考書ではなく、大阪大学の授業で使われる教科書です。
詳しいことは分かりませんが、大阪大学の二次試験なので、ここから出題されることもあるんだとか……
世界史のいわゆる「横の流れ」を中心に書かれているので、教科書では得られない多角的な視野を手に入れられると思います。
大阪大学の授業で使われている教科書なので、世界史関連の授業をとればこの教科書を使います。
世界史が好きな方は買って損はないのではないでしょうか。
大阪大学二次試験の世界史の勉強は早めに
阪大の世界史の論述問題はレベルが高いものの、決して不可能なレベルではありません。
きちんと学習すれば必ず得点でき、世界史受験と対になっている数学よりも安定した点数を出せる可能性が高いです。
しかし、そこに達するまでに長い時間を要します。記憶に定着させるために、早めに、そして、何度も繰り返し学習するようにしましょう。
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